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新iPad miniは「見た目以上」のアップデート


アップルのタブレットであるiPadシリーズのラインナップには、片手で持ちながら軽快に操作できる8.3インチの「iPad mini」がある。アップルが独自の生成モデルを投入するAIプラットフォーム「Apple Intelligence」にも最適化した、新しい第7世代のiPad miniを10月23日に発売する。

パワフルなAppleシリコンを搭載した最小iPad

iPad miniは8.3インチの広視野角を特徴とするIPS液晶方式のLiquid Retinaディスプレイを搭載。縦横のアスペクト比率が約3対2の画面には、動画やゲームの映像が広々と映せる。左右見開きのページが見やすくなるiPad miniは電子書籍とも相性がいい。コンテンツビュワーとしてのiPad miniの便利さに慣れてしまうと、このデバイスが手放せなくなる。

本体のデザインと外形寸法、Wi-Fiモデルで約293gという質量はアップルが2021年に発売した第6世代のiPad miniから変わっていない。カラーバリエーションには新色の明るいブルーと、第6世代の同じカラーよりも明るくなったパープル、他スターライトとスペースグレイを加えた全4色がある。

内蔵ストレージは128GB/256GB/512GBの3種類から選べる。最小ストレージサイズを第6世代の64GBから2倍に引き上げながら、Apple Storeの販売価格が128GBのWi-Fiモデルが6000円、256GBのWi-Fiモデル同士では1万6000円も安価になったことに注目したい。

第7世代のモデルが大きく変わったポイントは2つある。1つは高性能なA17 Proチップを載せてApple Intelligenceの快適な使用を可能にしたこと。もう1つはアップルが5月に発売したM4搭載iPad Pro、M2搭載iPad Airと同様に、触覚フィードバックとスクイーズ/バレルロールのジェスチャー操作機能を搭載する新しいApple Pencil Proに対応することだ。

USB転送速度の高速化が用途をひろげる

A17 ProはiPhoneにUSB-Cを採用した最初の世代で開発されたAppleシリコンであり、10GbpsのUSB転送に対応したハードウェアが内蔵されるようになった。この変更によって大きなデータを転送する際のストレスが大幅に緩和できる。

動画データの転送が顕著だが、iPad miniの用途ではカメラのRAWデータ転送が典型的な事例になるのではないだろうか。iPad ProならThunderboltを通じて高速接続ができていたわけだが、コンパクトなiPad miniでも高画素の一眼カメラからのRAWデータ転送が高速化することに魅力を感じるユーザーは多いだろう。

高性能な一眼カメラとともにフィールド撮影に持ち出せば、出先でiPad miniとApple Pencilを用い、iPad版LightroomやPhotoshopなどを用い、合間の時間にも作品づくりのためのRAW現像やレタッチに没頭できる。

Display-P3対応の広色域とよく調整が追い込まれたカラーマッチングの良さは、iPad miniにおいても同様であり、True Tone対応や全面ラミネート加工、業界最高レベルの反射防止コーティングと十分な輝度は、さまざまな照明条件下で優れた見え味を提供してくれる。

ビジネスシーンの即戦力になる計算機と音声文字起こし

最新のiPadOS 18とApple IntelligenceのAI機能が揃えば、iPad miniが仕事や創作などに幅広く使える強力なデジタルツールになる。

これまで、iPadOSには意外にもアップル純正の「計算機」アプリがなかった。iPadOS 18からプリインストールされる計算機アプリには「基本」の他、より複雑な自動計算にも対応する「科学計算」のモードがある。「換算」機能をオンにすると、最新の為替レートを反映した通貨の変換、国や地域によって異なる尺度や速度の単位に合わせた計算がすばやくできる。iPadOSの「メモ」アプリとつながっている「計算メモ」では、Apple Pencilを使って手で書いた式も自動計算する。

iPadOS 18からメモアプリにオーディオを録音して、音声をテキストに文字起こしまでできる機能が加わった。アップル純正の「ボイスメモ」アプリもiPadOS 18以降から英語による録音からの文字起こしに対応する。日本語対応が待ち遠しいところではあるが、これから英語による取材現場などで両方のアプリを多く試してみたい。

メモアプリでは「スマートスクリプト」という、Apple Pencilによる手書きの文字を自動できれいに整えてくれる機能がある。iPadのデバイス上の機械学習モデルにより、ユーザーによる手書き文字の雰囲気を残しながら、まっすぐな直線、滑らかな曲線のバランスをスマートに調整する。こちらの機能も現在は日本語に未対応だが、英語などアルファベットで記述するラテン語系の言語であればすぐに試せる。

日本でもすぐに試せるApple Intelligenceの機能

Apple IntelligenceはA17 Pro、またはM1以降を搭載するiPadで使える。アップルは10月からiPadOS 18.1でApple Intelligenceをベータ版として提供を開始する。最初は初期機能が公開されるが、数カ月の間には多くの機能が出揃うことになりそうだ。

Apple Intelligenceを使うためには、iPadOS 18.1の設定からデバイスとSiriの言語を米国英語に設定しなければならない。アップルは2025年内をめどに日本語環境でもApple Intelligenceの提供を開始することを発表している。今から日本上陸までただ首を長くして待つだけでなく、言語設定を変えてしまえば第7世代のiPad miniでも、すぐにApple Intelligenceが試せる。

その1つが「Writing Tools(作文ツール)」だ。メールの本文を含むドキュメントのテキストをApple Intelligenceが要約したり、ユーザー自身が書いたテキストを校正、または文体をプロフェッショナル/フレンドリーに書き変えてくれる機能などが揃う。例えば英語の長いメールやドキュメントは先に「要約」したりキーポイントを「箇条書き」にしてから、必要に応じて翻訳をかければ業務のスピードアップに結びつく。

写真アプリに追加される「クリーンアップ」ツールを使うと、人物ポートレートや風景写真の背景に写り込んだ他の人物、あるいは不要な被写体を後処理加工によってきれいに消せる。写真をSNSに公開したり、または仕事用の素材として使う時に役立つクリエイティブなツールだ。

クリーンアップしたいオブジェクトはApple Intelligenceが自動選択した被写体をタップしたり、またはApple Pencilで消去したい部分を囲むと消える。グーグル純正のスマホ、Google Pixelシリーズにも「消しゴムマジック」という似た機能がある。比べながら試すとApple Intelligenceの方が不要な被写体をより賢く選び分けてくれる手応えがあった。

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