Apple、M4搭載のMacBook Airを準備中、近日発表の可能性

AppleのM4チップを搭載した新型MacBook Airの発表が間近に迫っているようだ。早ければ1週間以内に発売される可能性がある。Bloombergの報道によると、AppleはMacに関する発表を予定しており、昨年3月初旬にM3 MacBook Airが発表されたタイミングとほぼ一致する。つまり、特に驚きはない。

今回の目玉はもちろんM4チップだ。すでにMacBook Proに搭載されているが、ついにMacBook Airにも採用されることになる。M4は10コアCPU（4つの高性能コア＋6つの高効率コア）と10コアGPUを搭載し、グラフィックス性能の向上が期待される。Appleによると、M1と比較して最大1.8倍の性能向上、さらにBlenderのような負荷の高い処理では最大3.4倍の速度向上が見込まれる。

理論上は、このM4チップを搭載したMacBook AirはMacBook Proに匹敵する性能を持つことになる。しかし、そこは冷静に考えたい。MacBook Airには冷却ファンがないため、サーマルスロットリング（熱による性能低下）は避けられない。ベンチマークの数値は素晴らしいかもしれないが、長時間の負荷がかかったときの実際のパフォーマンスは別問題だ。M3 MacBook Airの例を考えれば、高負荷時には発熱し、性能が抑えられる可能性が高い。

デザインについては、大きな変更は期待できない。13インチと15インチの2サイズ展開は継続され、見た目もM3モデルとほぼ変わらないだろう。ただし、Appleが新色を追加する可能性はある。価格についての正式な情報はまだないが、価格据え置きであれば、13インチモデルのベース価格は1,099ドル程度になるはずだ。

革新的なアップデートとは言えないが、MacBook Airの購入を検討しているなら、あと数日待ってみる価値はありそうだ。