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ドローンの普及が進む中で、「自分もドローンをやってみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、ドローンは安全に飛行させるための技術がなければ、墜落による事故を発生させるリスクが伴います。そのため、基本操作をしっかりと身につけなければなりません。
そこで今回は、ドローンの基本的な操作方法や練習方法を解説します。
ドローンのプロポ(コントローラー)には「モード1」「モード2」の2種類の操作モードが存在します。
日本国内でドローン操縦士の資格を取得するならば、基本的にはモード1がおすすめです。
日本のラジコン業界では、古くからモード1での操作が基本になっていました。そのため、ラジコンを元に発展したドローンにおいても、モード1を選択する人が主流であり、後から参入する初心者にとっても馴染みやすくなっています。
モード1のデメリットとしては、前後移動の操作を左スティックに、左右移動を右スティックに振り分けられているため、あまり直感的に操作できないことです。
前後左右の移動を左右の指で別々に行うため、慣れないうちは思ったようにドローンを操作できず、思わぬ事故の元になってしまう場合もあります。
日本ではモード1が主流であるという点に触れました。しかし海外ではモード2が主流です。そのため、海外製のドローンにはモード1への切り替えが不可能な製品も存在します。海外での利用を考えるならばモード2での操作に慣れておくのもよいでしょう。
操作が比較的直感的で馴染みやすいモード2ですが、右スティックに移動系を振り切っているため、やや微調整しにくいというデメリットも存在します。
ドローンの練習を始める前に、確認するべきことが9つほどあります。
以下で詳しく解説します。
ドローンを離陸・着陸させるときは、近くに人や車、建物などがないか確認しましょう。起動時はプロペラが高速回転しているため、人にぶつかれば手指を切断する危険性があります。
練習をするときは、始める前に周りの確認を忘れずに行いましょう。
ドローンを飛ばす前に「障害物検知センサー」の設定を確認しましょう。
障害物検知センサーには、以下3つの設定があります。
基本設定は、迂回かブレーキに設定しておくと安全です。オフで操作する場合は、周囲に十分配慮した操作が必要です。使用後は、障害物検知センサーを迂回かブレーキに設定し直すと安心です。
ドローンはコントローラーからの指示を受信して可動するため、通信状況が不安定だと正常に飛ばせません。不慮の事故を起こさないためにも、練習の前に必ず通信状況を確認しましょう。
以下2つの場所の近くは、電波障害が起こりやすいため注意が必要です。
ドローンの飛行は気象状況に大きな影響を受けます。ドローンは精密機器であり水に弱いため、降水確率の確認は絶対にしなければなりません。
ほかにも、気温や風速なども細かく調べておく必要があります。
ドローンのバッテリーは寒さに弱く、温度が10度を下回ってしまうと極端に性能が落ちることもあります。気温が低い場合はバッテリーヒーターを利用したり、飛行の直前までカイロで温めたりするなど対策を実行し、トラブル発生を避けましょう。
非常に軽量な精密機器であるドローンは、「風速5メートルを超えるような強風のもとでは飛行させない」ことが推奨されます。
ドローンの原動力であるリポバッテリーの電圧値が「3.7V以上」になっているか、送信機から確認しましょう。リポバッテリーは「セル」という単位で容量が分けられており、機種によって適切なセル数が異なります。
バッテリーは過充電や過放電に弱く、3.5V以下になると交換が必要です。
ドローンの操作モードは「モード1」と「モード2」の2種類あります。
それぞれの操作方法は以下のとおりです。
日本では、モード1が主流とされています。操縦者しか使わない場合はあまり気にしなくてもよい項目ですが、誰かに貸した後や違うモードを試した後などは、使用前に確認した方が安心でしょう。
ドローンには、最大飛行速度に差が出る「フライトモード」という機能があります。簡単にいうと、自転車でいうギアのようなものです。
例えば、ドローンメーカー最大手「DJI」の最新機体には、以下3つのフライトモードがあります。
フライトモードの種類により、最大飛行速度や操作感覚が異なります。初心者の方は、基本のNモードに設定するのがおすすめです。
ドローンの操作可能距離は、電波が届く距離により異なります。操作途中で墜落しないように、練習前にドローンへ電波が届く距離の上限を確認しておきましょう。機種により電波が届く距離は異なりますが、およそ300m〜1,700mが目安といわれています。
機体から離れすぎるとドローンを制御できなくなる可能性があるため、適切な距離を保ちながら操作することが大切です。
緊急時に稼働する機能を「フェイルセーフ機能」といいます。フェイルセーフ機能は、ドローンと送信機の受信が切れた場合に稼働する安全機能で、以下3つのなかから選択可能です。
フェイルセーフ機能は、飛ばす環境により適した種類が異なります。環境に適した種類に設定することで、周囲に配慮した飛行が可能です。
初めてドローンを操作する人に向けて、基本的な操作方法を解説します。
なお、以下の解説はモード1のパターンを想定しています。
モーターを始動させた状態から、右スティックを上に倒すとドローンが上昇を始めます。
右スティックをニュートラルに戻すとホバリングを始め、空中に機体を固定することができます。この際、ドローンが風に煽られてしまうようなら右スティックを左右に動かして微調整をおこない、安定するポジションを探るとよいでしょう。
前後への移動には左スティックを使います。左スティックを上方向に倒せば前へ、下方向に倒せば後ろへ進みます。
左右への移動には右スティックを使います。右スティックを左に倒せばドローンも左へ、右に倒せば右へ進みます。
左スティックを左に倒すと左方向へ、右に倒すと右方向へ旋回します。
ドローンを回転させると、当然ドローンの向きが変わるため、前後左右への移動方向も変わります。頭が混乱しないよう、「ドローンの現在の向き」を意識しながら動かせるよう、練習しておきましょう。
右スティックをゆっくり下へ倒すとドローンが下降を始めます。
倒し続ければ機体が着地します。ドローンの脚部が接地すると、モーターは出力を低下させていきますので、モーターが停止するまで、右スティックを最下点まで倒して数秒待機してください。
電源を切る際には、電源を入れるときとは逆に、機体の電源を落としてから送信機の電源をオフにします。
ドローンの基本操作を理解できたら、次は具体的な練習に移っていきましょう。ここからは、操作ごとのおすすめの練習方法を紹介します。
練習方法は以下の5ステップです。
練習方法は以下の4ステップです。
上下左右の移動を同時に行うため、簡単そうに見えて意外と難しい操作です。慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、繰り返し練習することで少しずつ上達していきます。
練習方法は以下の4ステップです。
スティックを急激に動かすとスピードが出すぎて危険なため、操作はゆっくり行いましょう。
練習方法は以下の4ステップです。
操作に不馴れな方は、前進させるだけでも機体がずれてしまうことがあります。スティックをゆっくり動かすと、機体が安定しやすくなります。
練習方法は以下の8ステップです。
斜め移動の練習をするときは、四角形の真ん中にも目印を設置するとやりやすくなります。
練習方法は以下の8ステップです。
目印は、三角コーン、テープ、マーカーなどを使うと練習しやすくなります。時計まわり・反時計まわりの両方を練習すると、上下左右の移動が少しずつ安定してきます。
練習方法は以下の4ステップです。
円移動の操作は、空撮で360度撮影ができる便利なテクニックです。操作に慣れてきたら、反対回りの円移動もやってみましょう。
練習方法は以下の4ステップです。
8の字飛行は、4つの操作を組み合わせた上級者向けの動作です。円の大きさを一定に保つと成功しやすいので、中心点を意識しながら練習しましょう。
練習方法は以下の7ステップです。
四方向ホバリングをマスターできれば、さまざまな撮影に対応できます。最初は難しいかもしれませんが、根気強く練習を続けましょう。
実はドローンは、どこでも飛ばしていいわけではありません。屋外での飛行はさまざまな法律や条例により、多くの場所で制限されています。なかでも都内はほとんどが飛行禁止区域のため、無許可でドローンを飛ばせる場所は少ないでしょう。
しかし、練習のためにいきなり許可申請を行うのはハードルが高いですよね。
「初めてドローンを飛行させる」「操作に慣れるために安全な場所で練習したい方」は、屋内のドローン飛行練習場がおすすめです。屋内なら飛行申請の必要がなく、ドローンを安全に飛ばせる環境も整っています。練習場によっては、トレーナーから指導してもらえるプランもあるようです。
屋内での練習は、1からドローンを学びたい方や、許可申請をとる手間を省きたい方など幅広い層におすすめです。