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冬にドローンを飛ばす際に気をつけるべきことについてはご存知でしょうか。実はドローンは寒さに弱く、冬にドローンを飛ばす際には寒さ対策を行う必要があります。
そこで今回は冬にドローンを飛ばす際に気をつけるべきことについてお伝えしていきます。ドローンを安全に飛行させるためにも、冬にドローンを利用する機会が多い方は、ぜひ参考にしてみてください。
冬にドローンを飛ばすときに最も不便なのは、低温がドローンのリチウムポリマー (LiPo) バッテリーに与える影響です。
低温は、ドローンに使用されている LiPo バッテリーの化学反応を低下させます。これにより、ドローンの電力消費が早くなり、場合によっては 50% 早くなります。極寒の状況では、ドローンが飛行中にシャットダウンすることもあります。
寒い天候で飛行する予定がある場合は、次の点に注意してください。
この時期は雪の降る中でのフライトを強いられる現場もあることでしょう。先ほどのリポバッテリーの不活性化もそうですが、もうひとつ、雪によるドローンへの影響も見逃せません。
雪が降る中で飛行すると、まずプロペラやモーターといった外部に露出している部分が影響を受けます。これらに積もった雪が凍結してしまうと、通常の回転ができなかったり、プロペラやモーターに過負荷がかかってしまうことになります。飛行前にしっかりとチェックして、雪や凍結などが見られたらすぐに除去するようにしましょう。
また、同様に露出しているところとしては、カメラジンバルが挙げられます。ジンバルも超精密機器ですので、プロペラ同様に雪や凍結が起こると正常な動作ができなくなったり、雪が溶けてカメラユニット内部に入っていく可能性もあります。そして、カメラレンズが温度差によって曇ってしまうことも懸念されます。ジンバルに積もってしまうくらいの状況なら飛行させないのが一番ですが、どうしても飛ばさなくてはいけない場合は、飛行前に雪を除去してきちんとジンバルが可動するか、レンズは曇っていないかなどを確認してから飛行するようにしましょう。
ドローンはセンサーの塊といっても過言ではありません。各種センサーが働いているからこそ安全で正確なフライトができるのです。
しかし、雪がセンサーに付いてしまって遮断されたり、低音環境下で機体内部と外部の気温差があまりに激しすぎると、センサーが正常に機体周辺の状況を正確に把握できなくなる恐れがあるようです。そうなると、影響がドローンの頭脳であるフライトコントローラーまで及ぶ可能性が出てきます。フライトコントローラーがきちんと働いてこそドローンは安全な飛行ができるわけですので、悪天候や低音の場合はフライトを中止する勇気を持つことも大切です。
熟練したドローン操縦者で、手動での飛行に慣れている場合を除き、地表の風速が 15 mph を超えるときはドローンを飛ばさないでください。それ以上の風速で飛行すると、安全な飛行が危うくなり、墜落の危険があります。
低温に加えて、強風はバッテリー寿命に悪影響を及ぼし、飛行性能を犠牲にします。ドローンは乱気流を克服するために風に逆らって飛行するために、より努力しなければなりません。そのため、ドローンが強風に耐えられる場合でも、LiPo バッテリーのレベルが下がりすぎると墜落の危険があります。
風が強い状態で飛行する必要がある場合は、安全な飛行を確保するために次のアドバイスに従ってください。
多くの地域では、寒い天候は結露の増加も意味します。空気中の水分が多すぎると、ドローンが正常に動作する能力にさまざまな問題が発生する可能性があります。水分が十分に露出すると、ドローンのプロペラモーター、カメラ、内部システムを損傷する可能性があります。GPS 対応ドローンを使用している場合は、結露によってそれらの信号が妨害され、ジオタグが歪むこともあります。
以下に留意すべき点をいくつか示します。
ドローンの操縦者は、飛行中ずっと寒い気温の中で過ごさなければなりません。それに応じた服装をしてください。厚着をして、モバイル デバイスやドローン コントローラーの操作を妨げない手袋を選んでください。しびれて凍傷になった指は不快なだけでなく、タッチスクリーンの操作がほぼ不可能になります。
最後に法律面の注意点です。
冬は日照時間が極端に短くなるため、国立天文台が発表する「日没時刻」もかなり早まります。現状日本の航空法では「日没後から日の出まで」は「夜間飛行」に該当し、専用の訓練と国交省航空局への申請が必要となります。周囲が多少明るくても気づけば日没時刻を過ぎていた、なんてこともありえますので飛行に夢中になりすぎないよう注意しましょう。日没時刻は天気予報や検索ですぐに確認できますが。
以上、今回は寒い時期におけるドローンの飛行について紹介してきました。
他の季節と比べて健康的にもドローン的にも準備するものが多くはなりますが、空気が澄んで景色がはっきり映ったり、雪景色を撮れたりと普段と違った景色がみられる素敵な季節でもありますので、ぜひ挑戦してみてください!